「日焼け止めクリームは2時間おきに塗り直して!!」
一般的に日焼け止めはこまめに塗りなおすことが常識となっていますが、そんなに高頻度での塗り直しが必要なのでしょうか?
SPFやPAが強ければ、塗り直し時間も長くなったりするのでしょうか?
そもそも、
「メイクの上から塗りなおしできない!メイクが崩れる。。」
という問題もあるあるですよね。
顔用の日焼け止め効果が持続する時間とメイクの上からでもキレイに塗りなおせるコツをご紹介します。
日焼け止め効果は何時間持続する?
「朝メイクのときに塗った日焼け止めはどのくらい持つの?」
私の場合、オフィス勤務の頃はランチの後まで塗りなおさない。。
というのは当たり前でした。でも間違っていたのかな?
まずは、気になるSPF、PAの値と効果持続時間についてみていきましょう!
SPFとPAの値
日焼け止めを選ぶ基準となるのは、何といってもSPFとPA値ですよね。
数値が大きいほど効き目が強いということは、誰しもわかっていると思いますが、何時間効くのか?という点ではよくわからない。。という人も多いと思います。
効果の基準を詳しく見てみましょう。
SPF(Sun Protection Factor)
しみ、くすみの原因となるUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を表す数値で最大はSPF50。
それより大きいものはSPF50+と記載されています。
SPFの数値は、
「紫外線B波による肌へのダメージを○○倍遅らせる」
という基準となります。
SPF20の場合は「20倍遅らせる」ということになりますので、
ex. 素肌で1分間=SPF20を塗って20分間
この2つの条件が同じダメージを受けるということになります。
1時間で真っ黒くなる人であれば、SPF20を塗れば真っ黒くなるまで20時間かかるということですね。
ですから、いくらSPFが高いものを塗ってもUV-Bを100%カットできているということではありません。
よく20分換算される
UV-Bを15~20分浴びると肌にダメージを受けると仮定した場合の参考値として、20分を基準としSPF値を時間換算している例もあります。
SPF20の場合、
肌がダメージを受けるまで20分x20倍=400分(6時間40分)
という計算で6時間は大丈夫?ということをよく言われています。
ただし、紫外線の強さによって、肌がダメージを受けるまでの時間ってまったく変わりますよね。
また、肌質により個人差が大きい部分ですので、時間換算はあくまでも例であって基準時間として解釈するのはよくないと思います。
PA(Protection Grade)
しわ・たるみの原因となるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表す数値で最大はPA++++。
PAの数値は、
「紫外線A波による肌へのダメージを○○倍遅らせる目安」
となっています。
PA+++ :PA8~16(非常に効果がある)
PA++ :PA4~8(かなり効果がある)
PA+ :PA2~4(効果がある)
PA :PA2以下
という基準になっています。
PAも上記のように○○倍に当てはまる数値があるのですが、日焼け止めにはプラス+の表記に置き換えて使われています。
SPFに比べると最高でも16倍以上ということになり値としては少ないように感じますね。
そして、SPFと同様に単純に効き目の時間換算はできないということなんです。
地表に届く紫外線のうち92%はUV-Aということですので、実はPAの値こそ注意して選ぶ必要があります。
結局日焼け止め効果は何時間もつの?
SPFやPAの値で単純に日焼け止め効果の時間換算ができないことがわかったと思います。
では実際のところ、何を目安に時間を定めればいいのか?というとそれは、
日焼け止めが肌に付着している時間
ということになります。
日焼け止め自体の紫外線ブロック効果がおちるのではなく、肌から徐々にはがれていくことで効果が薄れていくということなんです。
夏の暑い時期はもちろん汗をかきますよね。
実は冬の寒い時期であっても知らないうちに汗ってかいているんです。
さらに皮脂によっても日焼け止めは少しずつとれてしまうんです。
という面から、日焼け止めは一般的に
2~3時間おきに塗りなおしが必要
と言われています。
頻度高っと思いますね。
もちろん、
- 季節や気温、室温、湿度による汗・皮脂の状態
- 肌のコンディション
- 知らないうちに触るクセ
などで、状態は変わってきます。
海やプールなどでは、ウォータープルーフの日焼け止めでさえも水に濡れることでおちやすくなりますし、肌のコンディションが悪いときや、敏感肌などでちょいちょい顔を触るクセがある人は、よりおちやすくなります。
ですから、季節や肌のコンディションに合わせて、塗り直しが必要な頻度って変わってくるんです。
一般的な目安としては、
- 屋内なら3~4時間おき
- 屋外なら2~3時間おき
というところですので、これにそのときの肌の状況を加味するということになります。
実際に、こんなに頻繁に塗りなおせない。。。という人も多いと思います。
ですが、屋内であっても、曇りの日であっても紫外線は肌まで確実に届いていますので、可能な限りは塗り直しを意識するようにしましょう。
メイクの上から塗りなおす方法は?
「日焼け止めを塗りなおそう!」
とした場合、一番よいのは、
「メイクをオフしてから保湿⇒日焼け止め⇒メイク」
と、はじめからやり直すのがよい!
と何かに書いてありましたが、塗り直しのたびにメイクをオフする人はそうそういないですよね。
メイクの上から日焼け止めを塗ると、メイクが崩れてしまいなかなかキレイに塗りなおせない。。。というお悩みもあると思います。
実は、塗り直しにはテクが必要なんです。
時間があるときは乳液で部分オフしてから、日焼け止めを
乳液を塗りつつ浮いてきているファンデも一緒に拭き取ることで、メイクのやり直しがしやすくなります。
塗り直し方
- ファンデが浮いているところや汗・皮脂が気になる部分に乳液を塗ります
- ティッシュやコットンで軽く押さえるように拭き取りましょう。
※鼻まわり、頬など化粧崩れが起きやすいところを中止にオフするのがポイントです。 - 日焼け止め⇒ベースクリーム⇒ファンデなどメイクをしていきます。
部分オフは乳液の代わりに水分が多いクリームでもOKです。
メイクの際、保湿成分や日焼け止め入りCCクリームやBBクリームを活用することで時短になります。
CCクリームには、
- ベースクリーム(下地)
- 日焼け止め
BBクリームには、
- ベースクリーム(下地)
- 日焼け止め
- ファンデーション
が含まれていますので、化粧直しにはとても便利ですよね。
メイクの上からならUVカットパウダーを活用
メイクをしっかり直す時間がない、そもそも職場でランチタイム以外にしっかり化粧直しはできない。。
という方も多いと思います。
そんなときは、メイクの上から使える「UVカットパウダー」が便利です。
パウダーファンデーションタイプ、ルースパウダータイプがあります。
塗り直し方
- ティッシュまたはあぶらとりフィルムで顔をおさえて、余分な汗や皮脂をとります。
- パウダーファンデをポンポンしましょう。
お手洗いのついでにポンポンできる便利アイテムです。
ブルーライトや遠赤外線もカットしてくれるものもありますので、SPF値、PA値だけではなく用途に合ったものを選びましょう。
メイクによって塗り直し方法を吟味して!
実はもともとのメイクの種類で、塗り直しの難しさって変わってきます。
しっかりメイクの場合はやはり化粧崩れがおきやすくなりますし、もともとBBクリームのみを使用しているという方であれば塗り直しもさほど大変ではないんです。
もちろん年齢や肌質にもよっても塗り直す際の仕上がりは変わってきますので、化粧崩れしにくい自分だけの方法を見つけることが大切です。
また、必ずしも朝に使うメイク化粧品ではなく、化粧直し専用のファンデ、日焼け止め、BBクリームなどを使用することで、かなり簡単&時短でメイクを直すことができるケースもあります。
ライフスタイルに合わせた日焼け止め、化粧品を選ぶようにしましょう。
まとめ
日焼け止め効果が持続する時間と、メイクの上からでもできる簡単塗り直し法をご紹介しました。
日焼け止めはSPFやPAの強さに関係なく2~3時間くらいで塗り直しが必要ということですね。
簡単に塗りなおせるパウダーファンデなどを活用してみてください!
以前、夏は会社に着くと汗だくでファンデもなくなっていることがよくありました。
今思うともっとウォータープルーフなどにこだわった日焼け止めを使用するべきだったし、もっと塗り直しを徹底するべきだったな。。。
と後悔しています。
10年後のシミやたるみ予防のためにも、日々の紫外線対策をしっかり行いましょう!
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