「ノーブラでいると胸が垂れる」
「垂れないためにはノーブラの時間を少なくすること!」
「寝る時もブラを着けないと徐々に垂れてくる!」
バストラインを気にしている人にとっては、当たり前ですし、よく耳にする言葉ですね。
ところが「ノーブラの方がバストアップする!」というデータがあるようなんです!
実際のところどっちが正しいのでしょうか?
日中はブラジャーを着けてはいるけれど、
「家に帰れば外してポイっ!あーらくちん♪」
という派の方も多いと言います。
逆に胸が垂れないために、日中も就寝中もずっとブラ着用派という人もいますね。
ノーブラの胸への影響、垂れるのか?バストアップするのか?についてご紹介します。
ブラを着けない方がバストアップするってホント?!
フランスのフランシュ・コンテ大学の研究によると、
ノーブラで過ごしていた女性の方が、わずかではあるが
- 大きくなる
- 引き締まる
- バストトップの位置があがる
という調査結果がでたと言われています。
ブラを着けていないと、筋肉が自分の力で胸を支えようとすることから、着けている人よりも筋肉が発達するということだそうです。
「え~~、ノーブラ垂れる説はウソだったの?」
と思ってしまいますが、対象年齢が18歳~35歳、対象者のカップサイズなどの考慮もないデータで反対意見も多いそうなんです。
ただし、この研究結果から語られている垂れない理由については納得させられる内容もありました。
- ブラジャーによる胸の圧迫、締めつけによって、バストが刺激されクーパー靭帯がダメージを受ける
- ブラジャーによる胸の締め付けや重さによる肩こりで血行不良がおき、冷えの原因となる。
という点です。
確かにノーブラでいると締め付けから解放されますので、血流はあがりますよね。
もし、ブラのサイズが合っていなけば、胸全体に圧迫感がありクーパー靭帯にも悪いような気がします。
胸が垂れないための法則には、
- 胸を支えているクーパー靭帯を守ること
バストアップするための法則には、
- 血行をよくし胸にきちんと栄養成分が運ばれること
が大切と言われています。
ですから、ノーブラでも垂れないし、バストアップもするという意見も一理あるのかな。。!と思います。
ただし、年齢や胸の大きさ、胸の形、ブラのサイズや形状が合っているかによっても全然変わってくるのでは?
または、自分の胸に合っていないブラジャーをするのであれば、ノーブラの方がいいということかな。。
筋肉が発達するまでは結局クーパー靭帯への負担がヤバいのでは。。
などとも考えられます。
実際に長年ノーブラで過ごしてきたおばあちゃんのヤギ乳(ボリュームがなく下にびょーんと垂れた胸)をわたしは見たことがありますし、年齢を重ねても形がキレイなバストの人はサイズの合ったブラをしていると言われています。
ということからも、女性全体でみると「ノーブラは垂れる可能性がある!」と言えるのではないかと思います。
ブラを着けないメリット
上でもご紹介しましたが、「ノーブラは垂れない?説」は安易に肯定するのは難しそうです。。
と思うとメリットはないような気もしてきますが、ノーブラでいるメリットもあるんです!
締め付けからの解放感!
やはり、ブラを外したときの「ふぅ~っ」という解放感は高く、リラックス効果もあると言えます。
ブラを着けている状態での不快感としては、
- キツイ
- 苦しい
- ブラの跡が残る、かゆくなる
- ワイヤーが食い込む
- 夏はブラまわりの汗が気になる
などの意見があります。
女性の約7~8割の人が、ブラを着けていることでストレスを感じたことがあるというアンケート結果もありますので、やはり、ノーブラの解放感は多くの人が感じていることだと言えます。
肩こりの軽減
ブラによる肩こりは、ストラップが原因の一つとなっています。
胸の重さを支えているのは、ストラップですよね。
ストラップにかかる重さは結局のところ肩にかかっていますから、胸が大きい人ほど肩こりを感じる人が増える傾向にあります。
わたしはプチバストですが、背中がクロスになっているストラップをつけるととても肩こりを感じます。
わたしの場合は背筋がなさすぎるのが原因の可能性も高いですが。。。
ストラップの太さや形状によっても背中や肩にかかる力の大きさは変わってくるようですが、肩こりの原因になるのは確かです。
ブラを着けないデメリット
やはり気になるのは、ノーブラによるデメリットです。
バストはやっぱり垂れる?
胸が垂れる原因って何かと言うと、
- 女性ホルモンの分泌量が減る
- クーパー靭帯のダメージ
と言われています。
加齢などで、女性ホルモンの分泌量が減ることで乳腺の割合が少なくなりハリのない胸になります。
クーパー靭帯は胸を支えているコラーゲンの束です。
胸の激しい揺れなどでダメージを受けるとのびたり、切れたりすることで垂れ胸になるんです。
クーパー靭帯は一度のびたり、切れたりすると二度と戻らないことから、徐々に胸がさがってしまいます。
ということから、クーパー靭帯を守ることはやはり必要と言えるでしょう。
激しい運動の揺れは垂れる原因に
胸が激しく揺れるような運動時は、やはりクーパー靭帯を守るためブラが必要となります。
体を大きく動かしても、圧迫せず揺れから守るには、スポーツブラをつけることをおすすめします。
普通のブラでも重力に逆らう方向にホールドはしてくれますが、バストの横揺れに対するサポート力は専用のスポブラが抜群と言えます。
ですから、スポーツ用のブラは機能性をしっかりチェックして選ぶことが大切です。
形が崩れる可能性
ブラをしていないと、胸の脂肪は脇や背中に流れやすくなります。
ブラによって胸の位置にキープしていた脂肪が周りに分散してしまうと、バストサイズが小さくなる可能性や、バストの形が変わってしまう可能性があるんです。
普段から寄せてあげる効果が高いブラジャーを着けている人は、ノーブラにすると形が変化しやすくなる心配があります。
睡眠時は胸が流れやすい
実は睡眠時の寝がえりの際には、バストの脂肪が横に流れやすくなっています。
バストが大きい人は特に揺れ幅が大きいですので、ナイトブラの活用がおすすめです。
ナイトブラは息苦しくない設計でできていますので、サイズが合っていれば日中用のブラとは異なりストレス度も少ないはずです。
結局ブラを絶対つけた方がいい人とは?
結局のところ、ノーブラが胸の垂れにとっていいのか悪いのか。。。
は胸の大きさや形によって変わってくるのではないかと思います。
ただし、はっきり言えることは、
が大切ということです。
圧迫感が少なく、それでいても胸をホールドしてくれることでバストラインはキレイに保つことができるんです。
もちろん、ノーブラスタイルがあっている人も実際にいる可能性はありますよ!
でも、一日中ノーブラでいるというのはちょっと現実的ではないかな。。と感じます。
ブラをつけた方がいい人、いい場面は、
- 胸が大きい人
- バストまわりの脂肪が多めの人
- スポーツするとき
- 寝ている間
は、少なくともノーブラは避けることをおすすめします。
まとめ
ノーブラの胸への影響についてご紹介しました。
ノーブラの方がバストアップするというデータがあることも確かですので、100%違う!とは言い切れません。
まずは、自分に合ったブラを着用することがバストラインをキープするいは大切ですので、いまいちど自分のバストサイズを測ってみましょう。